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 いま、スポーツにおいて新しい流れが生まれようとしています。それは“エクストリーム系”と称され、様々なジャンルで新しい形のスポーツが次々と生まれ、多くの人々を魅了しています。そしてその流れは、モータースポーツの世界にも確実に浸透しつつあります。
 スポーツというからには勝敗を決める勝負であることは変わりないのですが、この“エクストリーム(EXTREME)”とは、「究極」や「過激」を意味し、エクストリームスポーツは単に速さや得点を競うだけではなく、その過激さやチャレンジ精神、そしてそのチャレンジが成功するか否かといった部分も大きく勝敗に影響してきます。
 そして何より、エクストリームスポーツはエンターテイメントとしての要素が大きく、そのスポーツに対する知識が無くても見れば分かる単純明快さと、圧倒的な迫力が魅力。思わず声をあげてしまうようなシーンに数多く出会うことが出来るはずです。
 モータースポーツにおけるエクストリーム系とは、ジャンプの難易度を争うフリースタイルモトクロスや、大排気量ロードモデルを使いストッピーやウイリーといったトリックの難易度や迫力を争うエクストリームバイクなどが存在します。どちらも、アメリカやヨーロッパでは選手権が行われ、毎回多くの観客を集めることでスポーツとして、また興行としてもしっかりと成立しています。それに加え、その単純明快さからイベントやレースのエキシビションとしても登場し、その場にさらなる華を添えているのです。そういった意味では、トライアルのデモンストレーションなども、このエクストリームの要素を多く含んでいるといえるでしょう。
 もちろん、時速300km/hで膝はおろか肘すらも擦りそうな勢いでコーナーに進入していくロードレースや、激しくマシンをぶつけ合うモトクロスといった既存のモータースポーツも、「過激さ」という意味においてはエクストリームスポーツなのですが、新しさにプラスして、「見せる」要素を徹底的に追及したエンターテイメント性においては、フリースタイルモトクロスやエクストリームバイクはやっぱり、いままでと違う新しいモータースポーツなのです。
 日本における現状は、いろんな面でアメリカやヨーロッパには及びませんが、それでも各種イベントなどでフリースタイルモトクロスやエクストリームバイク、それにトライアルアクションを見る機会が増えてきています。そして、チャンスがあれば是非その迫力あるライディングを見て欲しいのです。度肝を抜かれることは間違いなし。「自分もちょっとでも良いから飛んでみたい」とか「ウイリー、してみたい」そんな気持ちにさえさせてくれるのです。

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